Concert Information
日時:2004年12月3日(金)
場所:京都府立府民ホール ’アルティ’
演奏曲目
歌曲 「愛の歌」 作品83、B.160
Liebeslieder Op.83
1.ああ、私たちの愛
Wird doch die Liebe nie zu frohem Ziel uns jemals leiten
2.多くの人の心に死の思いがある
Tot ist's in mancher Menschenbrust
3.とある家のまわりを今よろめき歩く
Ich schleich um jenes Haus herum
4.わかっているとも、甘い希望を持って
Ich weis, das meiner Lieb zu dir
5.地上を静かなまどろみが支配し
Rings die Natur
6.森のなかの小川のほとりに
Im tiefen Walde steh' ich hier
7.あなたのやさしいまなざしを見つめながら
Im susen Bann von deinem Blick
8.ああ、かけがえなき、いとしい人よ
Du einzig Teure
弦楽四重奏のための「糸杉」 B.152
"Cyprise" pro smyccovekvarteto
2.多くの人の心に死の思いがある
Tot ist's in mancher Menschenbrust
1.わかっているとも、甘い希望を持って
Ich weis, das meiner Lieb zu dir
11.地上を静かなまどろみが支配し
Rings die Natur
6.森のなかの小川のほとりに
Im tiefen Walde steh' ich hiero
7.あなたのやさしいまなざしを見つめながら
Im susen Bann von deinem Blick
8.ああ、かけがえなき、いとしい人よ
Du einzig Teure
ジプシーの歌 作品55、B.104
Zigeunermelodien Op.55
1.わが歌ひびけ
Mein Lied ertont
2.私のトライアングル
Mein Triangle
3.森は静かにし
Rings ist der Wald so stumm
4.わが母の教え給いし歌
Als die alte Mutter
5.弦の調子を整えて
Reingestimmt die Saiten
6.ゆったりとした軽い麻の着物で
In dem weiten, breiten Leinenkleide
7.鷹は自由に
Draf des Falken Schwinge
ピアノ五重奏曲 イ長調 作品81、B.155
Piano Quintet in A major, Op.81
T Allegro, ma non tanto
U Dumka: Andante con moto
V Scherzo (Furiant): Molto vivace
W Finale: Allegro
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Sound Prism vol. 8
〜ドヴォルジャーク没後100年記念 心に響く祖国への想い〜
松下 悦子 - Etsuko Matsushita (Soprano) -
同志社女子大学音楽科声楽専攻卒業ののち、カールスルーエ音楽大学大学院声楽科を修了する。
在独中、ヘルムート・リリングのもとでオラトリオ、カンタータなどの演奏、録音に参加する。
帰国後、オラトリオや教会音楽の分野で、日本国内外で広く演奏し好評を得ている。
また、過去9度のリサイタルにおいては、大阪文化祭本賞(1996年)や、音楽クリティック・クラブ奨励賞(2000年)、
藤堂音楽褒賞(2002年)を贈られるなど、その興味深いプログラムと歌唱力には定評がある。
第63回日本音楽コンクール声楽部門第2位受賞(1994年)をはじめ、国内外の声楽コンクールに入賞している。
現在、京都女子大学専任講師。同志社女子大学嘱託講師。
関西ニ期会会員。日本シューベルト協会理事。
(2004年現在)
コチアン弦楽四重奏団 - Kocian String Quartet -
かのスメタナ四重奏団なき後のチェコを代表する弦楽四重奏団。
大ヴァイオリニストであり名教師でもあったヤロスラフ・コチアン(巨匠ヨゼフ・スークの師)の名を
冠することを許されたこの四重奏団は、今年創立32年を迎え、いまや弦楽四重奏界の大御所的存在となっている。
当初プラハ交響楽団のメンバーによりその活動を開始したが1975年パヴェル・フーラが第一ヴァイオリンとなると翌年の
「プラハの春音楽祭」に出演、緊密なアンサンブル、つややかな音質、純粋な四人の調和による個性的表現が大きな評判をよび、
その後チェコ・フィルハーモニー協会主催のべートーヴェン没後 150年記念弦楽四重奏曲全曲演奏会に出演するに至ってその
絶大な評価を確立した。1979年以降は『プラハの春』音楽祭に連続出演するほか、ヨーロッパ各地、アメリカ、カナダ、
オーストラリア、日本等世界各地に招かれ、いずれも高い評価を受けている。1992年にはロンドンのヴィグモア・ホールでの
デビューを成功させ、以後毎年英国ツアーを行っている。
彼らのレパートリーは広く、ヴォルジャーク、ヤナーチェク等チェコの伝統的な四重奏曲はもちろん、現代作品の初演に意欲的に取り組み、
1994年には、テレジン(チェコ領内にあったユダヤ人強制収容所)の作曲家、シュールホフ、クラサ、ウルマンの作品のコンサートが世界的な話題となった。
CD制作も数多くその一部は日本コロムビアからも発売されている。中でもヒンデミット/弦楽四重奏曲集は、1996年フランス、
ディアパソン・ゴールドディスク賞、1997年ラジオ・フランス “ Acadmie Charles Cros "グランプリ賞を獲得した。
現在、ハルモニア・ムンディと専属契約を結び、モーツァルトのディヴェルティメント、フランク&ラロ、ツェムリンスキーの
弦楽四重奏曲など次々とレコーディングを続けている。コンサートも、すでに2500回、30カ国での演奏を果たしている。
♪**メンバー プロフィール**♪
パヴェル・フーラ - Pavel HULA (1st Violin) - (写真:右から2番目)
コチアン・ヴァイオリンコンクールで2度の入賞、また、チェコ放送コンチェルティーノ・プラハ国際コンクール、
ピアノトリオ部門でも最優秀を獲得。プラハ音楽院にてホロウノヴァに師事する。ソリストとして、また室内楽の分野でも
活躍する多才なヴァイオリニストである。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団などチェコ有数のオーケストラと協演を重ね、
多くのヨーロッパ諸国、日本などでの録音も好評。チェコ・フィルのリーダー、バウミル・コートマルと共に"デュオ・ヴィル
トゥオージ"を結成、盛んに活動を行う。1975年以来コチアン弦楽四重奏団のリーダーとして32ヶ国に及び2500を越えるコンサ
ートに出演している。2001年よりプラハ・カメラータの音楽監督も務める。
ミロシュ・チェルニー - Milos CERNY (2nd Violin) - (写真:左から2番目)
1957年生まれ。1972年から78年までピルセン音楽院にてヴァイオリンとピアノを学ぶ。
1978年から84年までプラハ芸術音楽院にてヴァイオリンをスメタナ弦楽四重奏団のメンバー、J.ノヴァクに師事、
歌をJ.ブルクトヴァに師事する。プラハ音楽院に在学中、モスクワのグネシン音楽院で1年間研鑽を積む。
世界各国で公演を重ね、また、チェコ室内管弦楽団、スーク室内管弦楽団、プラハ・チェンバー・オーケストラ、
ヴィルトゥオージ・プラハなど、チェコでも有数の室内楽団メンバーとして活躍している。
ズビニェク・パジョウレク - Zbynek PADOULEK (Viola) - (写真:1番右)
1966年生まれ。ピルセン音楽院にてジンドラ・ホロトヴァにヴァイオリンを師事。
プラハ音楽院にてI.シュトラウスにヴァイオリン、チェコ・フィルの首席ヴィオラ奏者J.モトリクにヴィオラを師事。
ムジカ・ボヘミアで首席奏者を務め、1993年までチェコ・ノネットのメンバー。1993年にコチアン弦楽四重奏団のメンバーと
なる。
ヴァーツラフ・ベルナーシェク - Vaclav BERNASEK (Cello) - (写真:1番左)
1944年生まれ、プラハ芸術アカデミー(HAMU)でK.サードロ、M.サードロ両教授に師事。
1967年ウィーン国際チェロコンクールに優勝、1968年文化省主催のコンクールで第二位受賞。
1970年プラハ交響楽団FOKに入団、1980年まで首席チェロ奏者を務める。
1972年コチアン弦楽四重奏団の創立時からメンバーとして加わり、現在まで30年以上、その中心的存在として活動。
世界各地で2500回以上の公演を重ね、コチアン弦楽四重奏団を名目ともチェコを代表する世界的な弦楽四重奏団に導いた功績は
大きい。プラハ芸術アカデミー 室内楽科 助教授も兼任している。
(2004年現在)
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